右玉の前では美濃囲いなど掘っ建て小屋に過ぎない
先手私。後手中飛車に対してガッツリ右玉に組めました。図の△84歩は右玉からするとありがたい手。例えば▲89飛などと回って8筋から歩や桂馬で攻める手が生じています。
続いて下図
局面は先手が74歩と75銀と急所に拠点をつくっている一方、後手は飛車角が全く働いておらず先手優勢。ここで▲69飛と指しましたが、ソフト推奨は▲67金。玉の横っ腹がスカスカするので指しにくいですね。△76歩を受けた意味は分かりますが、このあと、どうやって攻めていくのかわかりません。羽生さんが一手損角換わりから対早繰り銀に対して用いて話題になった羽生流右玉みたいですね。
続いて下図
後手ここで投了されました。投了も仕方ない局面ですね。もしもお相手の方と感想戦ができるのであれば、右玉の玉頭方面でガチャガチャされるといやなんですよねーとか言いますかね。